まずは雇用形態を確認しよう

介護士の雇用形態は現場によりますが、全国の老人ホームやデイサービス、訪問介護事業所などではパートや正社員として働いている人が多くいます。
一般的に、パートとして介護現場に勤める場合には、正社員と比べて勤務時間が短かったり、1週間のうち2日から4日程度の勤務シフトが組まれたりすることがあります。
また、パートの介護士に対して時給制や日給制を採用している事業所が少なくありません。
一方で、正社員の介護士は週に5日から6日のフルタイムの勤務を担当し、パートと比べて一日あたりの勤務時間が長くなる傾向が見られます。
社会福祉法人や大手の株式会社などの経営が安定している法人の中には、正社員の介護士の定着率アップを目指すため、パートよりも福利厚生を充実させたり、様々な手当を導入したりしているところもあります。

介護現場における仕事内容そのものは、パートや正社員といった雇用形態にあまり関係なく、全ての介護士が協力をしながら同じような業務を担当することが多くなっています。
なお、介護士の人数が不足しがちな現場では、パートから正社員への登用を積極的に行っています。
さらに、雇用形態に関係なく勤続年数が長い介護士を対象としてボーナスを支給したりしているところもあるので求職の際にはその点もチェックしておくと良いでしょう。
そうした中、理想的な現場で介護士として働くうえで、求職中に時間を掛けて興味がある職場の求人をチェックするのはもちろん、パートと正社員の待遇や働き方の違いについて自分なりに理解をすることが大切です。